インタビュー04インタビュー時年齢:85歳(2016年2月29日)

#05 年に一度口腔外科で検査を受けており、歯ぐきのできものもそちらで診てもらった。「歯医者といえば歯だけ」というのではなく、人間としてトータルに診てもらえる方がいい

再生時間:3:11 アップロード日:2016年06月27日

  • トップページ
  • インタビュー04
  • #05 年に一度口腔外科で検査を受けており、歯ぐきのできものもそちらで診てもらった。「歯医者といえば歯だけ」というのではなく、人間としてトータルに診てもらえる方がいい

語り

今の先生になってから、口腔歯科(口腔外科)との連携っていうんですかね、そういうものがすごく、わたくし自身に見えるようになったんですね。それまでは、歯の治療はありましたけれども、口腔歯科の問題とか、そういうものに関しては、あまり見えなかったんですよ。だから、その点はね、非常に、よかったなって思いますし、なんかこう、ちょっと不具合があったときに、すぐに、別のところで検査とか、やっていただいてますし。一年に一度は全検査をやってくださいますので、それはとてもよかったかなと思ってます。

――口腔歯科って、どういうことですかね。
あの、口の中の、あの、いろんな病気がありますでしょ。そういうものを検査ですよね。

――ああ、では普通の、こう、むし歯があるからそこを埋めてとかじゃなくて。
んー、そういうことじゃなくて。

――一年にいっぺん、なんか定期検診みたいなのがある?
ええ、その先生のは、別に機械でなんとかっていうんじゃないんですけれど、でも一年に一度は、全部診てくださいますし、なんか、一度ここに、あの、歯ぐきに白いのができた時に、それはもう、即口腔歯科(口腔外科)の方に、あの、行きました。

――んー、なるほど。そうすると歯だけじゃなくて、口の中全体。
そういうことですね、ええ。だから、あの、まあ、歯医者さんっていうと歯だけと思ってますけれど、そうじゃないような、指導をやっぱり、歯医者さんがね、してくださるっていうことが、今後重要なんじゃないかなって思いますね。

やっぱり、先生がたもね、歯の治療っていうと歯の治療をなさる。お腹が痛きゃお腹の治療をなさる。もう、パートパートはなさるけれども、トータルに人間としてどうなんだという話にはなかなかなりにくい。そこのところがね、やっぱり、ちょっと不満といえば不満かもしれませんね。なにも即、口腔歯科(口腔外科)いって、検査しろとは言いませんけれども、やっぱり、視野の中にね、そういうものも含めた歯なんだっていうふうに、あの、先生方もね、ええ、考えて、指導をしていただけるといいんではないかなというふうに思いますけれども。

――まあ、どうしても、臓器別にたて割りに、今の医療は。
だんだんね、今、細分化されちゃってますのでね。まあ、細分化しないとできないことも、もちろんたくさんあるんでしょうけれども、ただ、人間ですからね。トータル人間としてどう診るのか、ということじゃないかなと思いますけどね。

プロフィール

インタビュー04
インタビュー時年齢:85歳
(2016年2月29日)

首都圏在住・団体役員。戦後間もない頃から主婦として子育ての傍ら、長年市民運動にかかわってきた。40歳の頃に夫の転勤先で歯科を受診。4~5箇所同時に治療することになったが、再び転勤で引っ越すことになり、加えて介護や運動で多忙だったため、治療を中断してしまった。そのことが原因して、現在は残っている歯を数えたほうが早いくらいで、上下に部分入れ歯を入れている。