8020読本 人生100年時代の8020 ~高齢者の栄養管理~

PART2高齢者のお口の特徴

食べる力を低下させるお口の変化

お口の変化に早めに気づくことが大切

高齢になると、体のあちこちに痛みが出たり、動きが悪くなったりしますが、この変化はお口にも現れます。
お口は食べることに直結する器官ですからとても重要です。早めに気づき、適切に対処することが大切です。

飲み込む力が低下する
食べ物を噛んで飲み込む過程には、舌や口のまわりの筋肉が緻密にかかわっています。
この飲み込む力が低下すると、飲食物が誤って気管に入り、むせたり、誤嚥性肺炎を引き起こしたりします。
噛む力が弱くなる
歯がグラグラしたり、歯の本数が減ったり、入れ歯が合わなかったりすると、やわらかいものばかり選んで食べるようになり、お口の機能はさらに低下します。
味覚が衰える
舌の表面にある味蕾(味を感じる器官)の数が減り、味を感じにくくなります。
嗅覚、視覚が衰える
嗅覚や視覚の衰えは、食欲の低下につながります。
唾液の量が減る
唾液が出にくくなると、飲み込みづらくなったり、むし歯や歯周病、口内炎になりやすくなります。
また、唾液には酵素も含まれており、消化作用に影響を及ぼします。