歯の病気を防ぐ

よく噛むとだ液がたくさん出て、口の中をきれいにします。このだ液の働きが、むし歯や歯周病を防ぎます。

よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。
この唾液の働きが、 むし歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり、細菌感染を防いだりして、 むし歯や歯周病を防ぐのです。

むし歯になりにくい

口の中が酸性に傾くと、エナメル質の表面からミネラル分が溶け出し、むし歯になりますが、だ液の「緩衝機能」が口の中を中和して、むし歯を防ぐ働きをします。

歯の再石灰化

歯の表面はエナメル質という水晶と同様の硬さを持つ素材で覆われていて、鉄や金よりも硬いとされています。しかし、この硬いエナメル質も酸には弱く、酸が強い環境下では容易に溶解してしまいます。
むし歯の原因菌であるミュータンス菌などの細菌が、歯についた食べカスに含まれる糖を酵素を使って分解し、酸に変化させます。このまま放置すると酸がエナメル質をとかしてむし歯へ進行していきますが、だ液にはカルシウムやリンなどのミネラルが多く存在しており、これが常に歯を修復しています。この働きのことを「再石灰化」といい、これによりむし歯の進行を防いでいます。

pHの維持

再石灰化と同様に歯を守る大事な機能がpH緩衝機能です。通常口腔内は中性を保っていますが、食後などは非常に強い酸性の状態になる場合があるのでそのままでは歯が簡単に溶けてしまいます。
そこで、だ液中の重炭酸塩やリン酸塩といった成分が働いて、酸性に傾いた口腔内を食後30~40分で食前の状態に戻し、むし歯になるのを防いでいます。
また、だ液には食道が酸性になった場合にも中性にする働きがあります。

※pH…物質の酸性、アルカリ性の度合いを示す数値。pH7で中性を示し、pHが小さくなると酸性が強いとされ、逆に大きくなるとアルカリ性が強いとされる。

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