自分の歯とお口を守る基礎知識

噛むことの大切さ

8020推進財団では、噛むことの大切さを広く伝えるため、小冊子や「噛むカムチェックガム」の配布など、様々な活動を行っています。

噛むことの大切さ

噛む力を保つことは、歯と口のトラブルを予防するだけでなく、さまざまな健康効果を生み出します。

  • 1.歯と口の病気を防ぐ
    噛むことで分泌される唾液は口内を浄化してむし歯や歯周病を防ぐ。
  • 2.脳の発達・認知症の予防
    口の開閉により脳に酸素や栄養が送られ、脳細胞が活性化する。
  • 3.発音・表情がよくなる
    口周りの筋肉を使うことで発音・表情がよくなる。
  • 4.肥満を防ぐ
    よく噛むことで満腹感が得られ、食べすぎを防いでくれる。
  • 5.体力の向上
    歯を食いしばることができることで「ここ一番」の場面で力を出せる。
  • 6.胃腸の疲れが少ない
    きちんと噛まないで飲み込んでしまうと、胃腸の負担を招く。
「寿命」が伸びるだけでは意味がない?

日本は健康大国と呼ばれ、世界でもトップクラスの長寿国として名を馳せています。
しかし、医療の発達によって平均寿命は延びていますが、これからは“健康寿命”を伸ばすことが大切です。

“噛む”ことで健康寿命が延びる

健康寿命を延ばすのに重要なポイントとなるのが歯と口の役割。
例えば、わたしたちが毎日無意識にしている「噛む」という行為は、単に食べ物・栄養をからだに摂り入れるだけでなく、実は健康寿命を延ばすために重要な行為なのです。

噛む効用を標語にしました 「ひみこの歯がいーぜ」

よく噛むことは、単に食べものを体に取り入れるためだけではなく、
全身を活性化させるのにたいへん重要な働きをしているのです。
この噛む効用について、学校食事研究会がわかりやすい標語を作りました。
「ひみこの歯がいーぜ」です。
弥生時代の人は現代人に比べて、
噛む回数が何倍も多かったと考えられていますから、
卑弥呼(邪馬台国の女王)だって、きっとしっかりよく噛んで食べていたのではないでしょうか。

ひみこの歯がいーぜ

ひ 肥満を防ぐ
よく噛むと脳にある満腹中枢が働いて、私たちは満腹を感じます。 よく噛まずに早く食べると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまい、その結果太ります。 よく噛むことこそダイエットの基本です。
ひ 味覚の発達
よく噛むと、食べもの本来の味がわかります。人は濃い味にはすぐに慣れてしまいます。
できるだけ薄味にし、よく噛んで食材そのものの持ち味を味わうよう、心がけましょう。
ひ 言葉の発音がはっきり
歯並びがよく、口をはっきり開けて話すと、きれいな発音ができます。
よく噛むことは、口のまわりの筋肉を使いますから、表情がとても豊かになります。
元気な顔、若々しい笑顔は、あなたのかけがえのない財産です。
ひ 脳の発達
よく噛む運動は脳細胞の動きを活発化します。
あごを開けたり閉じたりすることで、 脳に酸素と栄養を送り、活性化するのです。
子どもの知育を助け、 高齢者は認知症の予防に大いに役立ちます。
ひ 歯の病気を防ぐ
よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。
この唾液の働きが、 虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり、
細菌感染を防いだりして、 虫歯や歯周病を防ぐのです。
ひ がんを防ぐ
唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわれ、
それには食物を30秒以上唾液に浸すのが効果的なのだとか。
「ひと口で30回以上噛みましょう」 とよく言いますが、よく噛むことで、がんも防げるのです。
ひ 胃腸の働きを促進する
「歯丈夫、胃丈夫、大丈夫」と言われるように、よく噛むと消化酵素がたくさん出ますが、
食べものがきちんと咀嚼されないと、胃腸障害や栄養の偏りの原因となりがちです。
偏食なく、 なんでも食べることが、生活習慣病予防にはいちばんです。
ひ 全身の体力向上と全力投球
「ここ一番」力が必要なとき、ぐっと力を入れて噛みしめたいときに、丈夫な歯がなければ力が出ません。
よく噛んで歯を食いしばることで、力がわき、 日常生活への自信も生まれます。

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