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はじめよう口腔ケア

義歯でADL(日常生活動作)とQOL(生活の質)の向上をめざそう

1.義歯(入れ歯)を入れることにより口の機能を維持できます

多くの歯を失ったとしても、義歯を入れることにより、口の機能を維持できます。

義歯を装着する目的には、

  1. 咀嚼(食べ物を噛む)できるようにする
  2. 発声を明りょうにする
  3. 顔貌(顔のつくり)を整える

などがあります。義歯を装着し咀嚼機能を維持することは健全な食生活を送ることにつながり、栄養の摂取だけでなくQOL(生活の質)の向上にもつながります。

2.義歯のさまざまな効果

適切な義歯を入れて噛み合わせや歯並びを回復させることで、高齢者のADL(日常生活動作)を高め、QOL(生活の質)を確保できるようになります。

義歯を装着する目的には、

  1. 咀嚼能力の維持・向上
    食べられる物が増え、家族と同じメニューでの楽しい食事や友人達との会食もできるようになる
  2. 身体的・精神的健康状態を維持
    積極的に社会活動に参加できることで、閉じこもり予防になる
  3. 嚥下機能の維持
    誤嚥性肺炎の予防になる
  4. 身体の平衡の向上
    歩行周期を安定・短縮させ、歩幅・歩行速度が増し転倒予防になる

3.噛める機能的な義歯にするために

義歯はデリケートな人工臓器です。毎日の手入れと定期的に歯科医師に診てもらうことが大切です。

噛み合わせの悪い義歯を長期間使用していると、不自然な噛み方になり、あごの位置や関節の位置が変化することがあります。義歯と顎堤(義歯の乗る部分)の間にすき間がある場合は、義歯を調整したり、新しく義歯をつくり直したり、常に自分の口に合ったものにしましょう。

義歯を使う前に十分、口の機能(舌、口唇、頬の機能)を高めておきましょう。義歯を入れた後も、食べられるようになるまでしっかり歯科医師に診てもらいましょう。

【注意点】

  1. 正しい義歯の着脱方法について歯科医師の指導を受けましょう。
  2. 義歯が合わない、噛むと痛い場合などは、無理に使用せず歯科医師に相談しましょう。
  3. 義歯は流水下でブラシで洗浄し、就寝時は専用の義歯洗浄剤に浸しましょう。

4.適切な義歯の手入れで表情や食形態が改善します

口腔のリハビリテーションを行い、義歯を適切に調整することにより、顔の表情や食形態が改善し、 豊かな食生活を送ることができます。

ケア開始前後の表情と食形態の変化
義歯の清掃

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