自分の歯で一生おいしく食べるために Let's 8020

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忘れてはならない“だ液”パワー

これまでも人間の体では、“だ液”がむし歯を防ぐ重要な役割を担っていることを述べてきました。この他にも、私たちが気づかないところで、“だ液”は大切な役割を果たしています。

だ液の主な働き

だ液のpHの平均値は6.7で、正常範囲は5.6~7.0の間です。分泌量は1日に1~1.5Lほどで個人差が大きく、午後に最も多く、夜には減り、就寝時にはほとんど無くなります。顔の左右に一対ずつある3つの大だ液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)と汗腺のようなかたちで粘膜にある小だ液腺(口唇腺、舌腺、口蓋腺、頰線)から分泌されます。

溶かされた歯を健康な歯に戻す(再石灰化)

だ液を出すには?